大人のポケモンの楽しみ方
大人のポケモンの楽しみ方
はじめまして。
自分は思ったことをメモにまとめたり、面白かったものとか興味深かったものを人にオススメするのが好きなのでそのアウトプットの場としてブログを開設してみました。更新頻度も内容のジャンルも完全に気分ですが思い出したときにでも見ていただければと思います。
今回のテーマは「大人のポケモンの楽しみ方」です。
ポケモンは1996年にゲームボーイで発売されたRPG。当時完全に下火になっていたゲームボーイを「バージョン違いによって出てくるポケモンが違う」「通信ケーブルを使って友達とモンスターを交換できる」という新鮮な取り組みによって大ヒット。スタッフもここまで売れるとは思っていなかったのかゲームフリークのゲームデザイン担当社員である西野弘二さん(あだ名はカビゴン)をポケモンにしたり実在有名人を勝手にポケモンにしたことも。ちなみにサトシはディレクターでシゲルはプロデューサー。
ユリゲラーからは自分の名前を勝手に使われたことに対し訴訟を起こされるが勝訴しています。(勝訴の決め手となったのはユリゲラーが本物のエスパーではないことらしいです)
世の中のほとんどの人が楽しんできたポケモンですが多くの人はストーリーを終えて伝説のポケモンを捕まえたらそこで終わりにしていたのではないでしょうか?そんな人たちにぜひ聞いてもらいたい話があります。
同じLv50のゲンガーとヤドラン。普通に戦わせると素早さの早いゲンガーが先行でヤドランに効果抜群のシャドーボールを打ってヤドランは倒れてしまいます。しかし育て方を工夫するとヤドランはそのシャドーボールを耐えるどころかその後の攻撃でゲンガーを返り討ちにすることができるんです。
これがいわゆる三値というものです。
聞いたことがない人も聞いたことあるけど難しそうで調べなかった人も今日の記事でわかりやすく解説するので別にポケモンやらないよという人も雑学を勉強するつもりでよかったら読んでいってください。
三値
三値は文字通り3つの値から構成されています。
①努力値
②種族値
③個体値
の3つです。この3つがポケモンの能力を構成しています。
①努力値
努力値とはそのポケモンが育つためにどんなポケモンを倒したかで能力を決める値のことです。例えばキャタピーを252体倒したヤドランAとコンパンを252体倒したヤドランBと何もしていない(不思議な飴でLv50にした)ヤドランCではどのような違いが出るのでしょうか?今回はよくいるゲンガー(ゴースを252体倒した)のシャドーボールをぶつけて実験します。
ヤドランA(Lv50)
HP:202
特防:100
ゲンガーのシャドーボールを受けたとき
→62.5%の確率でシャドーボールを耐える。
ヤドランB(Lv50)
HP:170
特防:132
ゲンガーのシャドーボールを受けたとき
→必ずシャドーボールを耐える。
ヤドランC(Lv50)
HP:170
特防:100
ゲンガーのシャドーボールを受けたとき
→耐えない。必ず瀕死になる。
どうしてこのような結果になったかを1つ1つ解説していきます。
能力値について
まず能力値についてですがポケモンを倒すとその時に隠しステータスとして努力値がもらえます。キャタピーならHPの努力値が、コンパンなら特防の努力値が、ゴースなら特攻の努力値が入ります。努力値は1つの能力につき最大252まで振ることができ、1つのポケモンに最大508まで振ることができます。いわゆるポケモン廃人の人たちはこの努力値を極限まで調整してカスタマイズすることを楽しんでいたりします。
ここでは分かりやすくするために252体倒すという表現をしましたが実際はポケモンを252体倒す必要はなく、代わりの方法がたくさんあってとても簡単になっています。
乱数について
次に技の威力についてですがポケモンの技の威力は少し違いがあり、これには乱数というその時その時で違うランダムな値の違いがあります。同じ能力のポケモンで同じ技だとしても与えるダメージには数%から数十%の違いがあります。ヤドランAがシャドーボールを耐えたり耐えなかったりするのもこの乱数が関わってきます。
努力値を振るときはこの能力値と乱数を考えることが大事になってきます。このポケモンを使うなら長所を伸ばすのか、そのポケモンが苦手となるポケモンを対策するように育てるかが面白いところだと思います。
ゲンガーを意識したヤドランの振り方の例としてはこんな感じでしょうか。
HP:244(HPが201になり、特性の「さいせいりょく」の回復量が最大になる3の倍数)
特攻:60(ゲンガーを返しのサイコキネシスで確定1発)
特防:52(HPと合わせてゲンガーのシャドーボールを必ず耐えるライン)
防御:152(余った努力値で得意な防御を伸ばす)
もちろん、素早さも大事なゲームなので攻撃と素早さに全部振る、みたいなのも全然ありだと思います。自分手持ちの他の5匹や自分のスタイルで好みなポケモンを育ててみてください。
努力値はこんなところでしょうか。
②種族値
次に種族値を説明します。種族値は三値の中でも一番わかりやすく、ポケモンごとに能力が違うという話です。
現実世界で例えるならチーターは足が速くて人間は頭が良い、といった感じですね。
カビゴンはHPが高くてサンダースは素早さが高い。ポケモンにはこれらの特徴をそれぞれ数値化したものが存在します。これが種族値です。
種族値の例
HP:160
こうげき:110
ぼうぎょ:65
とくこう:65
とくぼう:110
すばやさ:30
サンダース
HP:65
こうげき:65
ぼうぎょ:60
とくこう:110
とくぼう:95
すばやさ:130
この中で一番大事な数値は素早さですね。ポケモンというゲームは素早さが相手より1でも高いほうが先制をとるゲームです。ターン制かつ瀕死になると行動できないこのゲームでは素早さはとっても大事な数値といえるでしょう。素早さの種族値といえばここ10年間くらいは素早さの種族値が102より高いポケモンは早いポケモンで低いポケモンは遅いポケモンと言われていました。なぜかというとこの102という数字はこの10年間でトップレベルで使われていたポケモン「ガブリアス」の種族値なんですね。このポケモンより早く動けるかどうかでポケモンの評価は大きく変わり、多くの人が102を「ガブリアスライン」と呼ぶ時代でした。ソードシールドではガブリアスはいないので今の時代にラインを設置するならミミッキュの96でしょうか?
種族値はこんなもんです。
③個体値
これは同じポケモンでも個体差があるという話ですね。現実世界で例えるなら同じ人間でもウサインボルトは足が速いし、武井壮は力が強いといった感じでしょうか。
ポケモンは生まれた瞬間、もしくは野生で出現した瞬間に個体値というものが決まります。
HP、こうげき、ぼうぎょ、とくこう、とくぼう、すばやさの6つの能力が生まれた瞬間に0~31の32段階評価で能力値が決まります。能力が満点の31だった時にその能力をVと呼び、3つの能力がVのポケモンを3Vと呼び、すべての能力がVのポケモンを6Vと呼びます。ひたすら卵を産まさせているポケモントレーナーはこの個体値にこだわっているんですね。ちなみに「めざめるパワー」という技はポケモンの個体値がどうなっているかでタイプが変わるという技でした。ガブリアスを倒すために多くの人はこのめざめるパワーが氷になるようにポケモンを育成していました。
じゃあポケモンは全部6Vがいいの?と思うかもしれませんが一概にはそうとは言えません。
例えばこうげき。特殊技のみを使うポケモンであればこうげきの値は高い必要はないですが混乱で自分を攻撃した時のダメージは自分のこうげきの値が高ければ高いほどダメージが多く、「ちからをすいとる」という技は相手のこうげきの数値分HPを回復する技なので技を受ける側のこうげきは低いに越したことはありません。物理技を使わないポケモンは基本的にこうげきは低いほうがいいです。
あとはすばやさ。トリックルームという技があります。トリックルームは5ターンの間、素早さが低いほうが先に行動する。という技です。この技を使って素早さの遅いポケモンで固めたパーティを使うのであれば素早さは低いほうがいいですね。
また2016年の公式世界大会では伝説のポケモンが2体まで使用可能なGSルールだったため、グラードンとカイオーガが多く使われました。この2匹の特性は天候を変える特性なのですがこの特性が発動するのも素早さが高いほうが先になるのでグラードンとカイオーガが同時に出された場合、素早さが遅いほうの天気になります。そのため、グラードンとカイオーガはとにかく素早さが遅いほうが良いとされ、中にはとにかく天気をとるためにレベル49のグラードン、カイオーガを使う人もいました。
どうだったでしょうか?ポケモンは遊び方によってはとても緻密な計算が求められるゲームであることがわかっていただけたでしょうか?実際にプレイすることがなくてもYoutubeなどで対戦動画は毎日アップされているのでぜひ見てみてください。これらの知識が頭に入っているとより楽しめるものになっていると思いますよ。
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